
山粧う季節、秋の窯焚きが無事終了しました
静かな里山に、秋の風が心地よく吹く季節となりました。成竹窯のまわりも少しずつ色づき、ドウダンツツジやモミジの葉が赤く染まる中で、今年の秋の窯焚きが無事に終わりました。この季節は、山がまるで装うように色づく山粧う時期。窯に火を入れながら、窓の外の紅葉を眺める時間は、日常の中にある小さな贅沢でもあります。

チビふくろうと折り鶴、秋の苔庭でひとやすみ
焼き上がった作品の中には、人気の「チビふくろう」や、羽ばたく願いを込めた「折り鶴」たちも。苔の上にちょこんと佇むその姿は、まるで森の中に住む小さな生き物のようです。ほんのりとした桜色の釉薬が溶け込み、素朴であたたかな表情を見せてくれました。窯出しが終わったあとは、ギャラリーにも少しずつ訪れる方が増え、那珂川市成竹の自然の中で、器と共に季節を感じていただけるこの時間を、大切にしていきたいと思います。













